2012-01-01から1年間の記事一覧

『ツーリスト』(2010)

監督:ドイツ出身フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク・アンジェリーナ・ジョリーは最近こういったおちゃらけサスペンスばかり出てる。言って見ればアイドル女優をとにかく出演させれば人は呼べるっていうキャスティングにどっぷり甘えてる状況。…

『近松物語』(1964)

溝口健二:監督香川京子が綺麗だなぁ。モノクロ画面でも美しさがきらめいている。なんだか松田聖子に似た感じもある?? ☆近松門左衛門作の人形浄瑠璃・歌舞伎の演目『大経師昔暦』(だいきょうじ むかしごよみ、通称「おさん茂兵衛」)を下敷きにして川口松…

『ソイレント グリーン』(1973)

・この映画、観ていると嘘っぽくなく、この本当に何もない未来の世界がやたらと生々しく、水も肉も果物も酒も何十年も拝んだことのない信じられない食物という状況が本当のことのように思えてくる。今、同じことを撮ったら子供にすら馬鹿にされそうな映画に…

『ブルーサンダー』(1983)

・オスプレイの配備が大問題になっている今、この映画を見ると言うのも一考かもしれないな。・映画のなかではエンジンを切ってオートローテーションで不時着する場面も描かれている。・ベトナム戦争にフラッシュバックさせている映像。80年代の映画には、ア…

『ブルーサンダー』これはとても好きな一本。カッコいい秀作だ。

『プロメテウス』

・出だしから暫くのシーンは『2001年宇宙の旅』の明らかなオマージュ。船内の様子も食べている宇宙食らしきものも・・・。 ・過去のエイリアンシリーズ1から4までと、時系列の整合性がない。あるように思えるが、時系列に並べてみると明らかにおかしな部分…

『プロメテウス』リメイクとして見応え充分だが脚本と設定は粗だらけ

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

・最初から、なにか難病を抱えて入院している川口春奈(宮田夕紀)が血色よくて、ピンピンバリバリに元気良さそうなのを見て、ああ、予想通りこの程度の作品だな、と始まってすぐに作品の中味が見通せるというか、馬脚をもろに表しているというか・・・。ほ…

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を..

『エネミー・オブ・アメリカ』(1998)

・監督:トニー・スコット ・出演:ジョン・ボイド ウィル・スミス ジーン・ハックマン・この映画は公開当時、観ようとおもってチケットをいつも持ち歩いていながら、どうしても都合がつかなくて見逃してしまった作品。なぜかその後もずっと観ていなかった。…

『エネミー・オブ・アメリカ』ニクイ演出と脚本が実にカッコいい。

『ヒミズ』(2011)

・二階堂ふみの演技は最初からなかなか。染谷将太は最初はダメだが、殺しに至るところからグンと良くなる。渡辺哲はいぶし銀のような演技。流石の熟練俳優。本当はこの人、脇役ばかりじゃなくてもっと表に出てもいい実力。・家族の絆なんてものが全く途切れ…

『ヒミズ』絶望に勝る希望とはこんなものではないはずだ。

『銀河鉄道の夜』(1985)

監督:杉井ギサブロー 原案:ますむらひろし・多分、日本人の殆どの人が知っているであろう宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」、中学生の教科書に載っているというのがその大きな理由だろうけど、実際に原作童話を読んだことはなかった。・なにか子供心に、わく…

『銀河鉄道の夜』大人が考えた子供向けの映画かも。

『ファイナル・カウントダウン』(1980)

・隠れた・・・でもないが、これは名作だな。 ・タイムスリップ物はどうもオチャラケでふざけた感じの作品が多いのだが、この作品は登場人物の演技も非常に真剣で、自分たちが過去にタイムスリップしたと分かるまでが物凄く緊張感がある。ピリピリとした感じ…

『ファイナル・カウントダウン』B級だがこれもとても好き。

『着信アリ2』(2005)

・これって秋本康が原作シリーズかいてたのね。まるで知らなかった。いろんなことやってるもんだ。・ホラー映画というのは殆ど観ないのだが、まあちょうど夏で、いかにも夏にという感じで偶然観ましたという感じ。・ホラー映画の部品である、不気味さや、異…

『着信アリ2』怖さの質が低い。話に怖さがない。

『キラー・ヴァージンロード』(2009)

・監督:岸谷五朗・これも邦画バブルなんてものが終焉にむかうちょっと前にどさくさまぎれに作られたような映画か?・あきらかに三木聡の作品を意識し模倣したかのような映画。しかし笑うに笑えない、しらける話と演出は背中を丸めてうつむいてしまいそうな…

『キラー・ヴァージンロード』映画以前、学生演劇会レベル。

『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男』(2011)

・薄っぺら、浅はか、脚本も配役も台詞も画面のなかに移る美術もなにもかもペラペラ。・ここ10年位に公開された戦争映画の特徴的な場面を丸写ししたような部分があれこれ。これが分かり過ぎるくらい分かる。独自の映像ではなく、あの映画のあのシーンみたい…

『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男』

『ダークナイト ライジング』(原題:DARK KNIGHT RISES) 

・映像の質は文句無し。クリストファー ノーランの撮る作品は細部までスキのない重厚で密度の高い映像ばかりだ。まるで超豪華なゴシック調の寺院や貴族の屋敷、宗教画と建設美に取り囲まれたヨーロッパ教会の中にでも居るかのような感覚である。・今年期待の…

『ダークナイト ライジング』ラストシーンは夢なのだろうか?

『岳 -ガク- 』(2011)

・山の映画というとどれだけ山を本当に理解しているかというところがあれこれ指摘される。あんなの嘘だろ、あんなんで山なんか登れるか。でたらめだ。そういうチクリは『剣岳 点の記』でもいっぱいあった。・しっかりと正確に山登り、岩登り、その自然の中で…

『岳 -ガク- 』山の映画としてはデタラメ、メチャクチャの極み。

『女王蜂』

・前作「獄門島」から半年で製作、公開。金田一 耕助シリーズ第4作。・ネットでいろいろ検索してみたら、なんだかやっつけで作ったような作品という背景、企業タイアップ、キツキツのスケジュールなど映画制作の状況としては最悪のようなものに思えるのだが…

『女王蜂』この豪華さ格の高さは俳優陣の強力なオーラによる。

『電車男』(2005)

・中谷美紀がちょっとおばさん過ぎるかな。撮影当時はまだ30歳前なんだろうけど、この人は顔が年齢よりも上、雰囲気も年増っぽくかんじてしまうから山田孝之とのバランスが今一つ合ってないね。・なんかほのぼのしてるかな?と思って観始めたが、途中からか…