2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『砂の女』(1964)

●不気味な映画であった。モノクロの絵はそれこそウルトラQだとか怪奇大作戦だとかいう古い円谷プロのSFテレビシリーズのようなイメージ。●男と女の肌に付く砂粒、汗、モノクロの映像ゆえにそのじとっとしてべたつく砂の感じがかなり強烈に伝わってくる。夏の…

『砂の女』今の目からすればホラーとも言えるか?

『レッドクリフ Part II  未来への最終決戦』

●それにしてもこのサブタイトルは酷い。あちこちで言われているようであるが、まるでウルトラマンシリーズの映画版、ウルトラ兄弟が出てきて地球を救うとか、そういう映画に使うようなサブタイトル。この映画の宣伝チームは経験の浅い、知識の乏しい新米なん…

『レッドクリフ Part II 未来への最終決戦-』可もなく不可もなく

『地上より永遠に』(1952)

●その昔、日曜日の午後二時位からのテレビ番組で放映されていたのを覚えている。(サンデー名画劇場か日曜ロードショーだったか?) CMへの切り替え部分などで、この映画の中の有名な名シーンである砂浜での抱擁と接吻のシーンが繰り返し静止画で映し出さ…

『地上より永遠に』真珠湾攻撃の映画ではないのだ。

『旭山動物園物語 ペンギンが空を飛ぶ』

●動物園の映画というとまず観ようとは思わないのだが、旭川の動物園がなぜこんなに人気になったのか? 降って沸いたかのように急にあちこち話題にに上るようになり、身近な人も行って見たいというようになった。自分のアンテナの外にあった北海道の動物園と…

『旭山動物園物語 ペンギンが空を飛ぶ』何の変哲もない映画であるが

『天と地の間に』(1961)

●ヨーロッパ・アルプスを舞台としたガストン・レビュファが監督まで務めた山岳映画3部作『星にのばされたザイル』『天と地の間に』『星と嵐』の内の一本。タイトルの格好良さ、ジャケットに使われている写真の美しさ、印象深さにいつかは観てみたいと思って…

『天と地の間に』これは記録映画、やはり古さは否めない。

『フィッシュストーリー』

●伊坂幸太郎の小説を原作とし、中村義洋監督が監督をする。これは「アヒルと鴨のコインロッカー」が非常に良い出来の作品であったことから、今回も少なからぬ期待はしていた。流れてくる評判もなかなか良いという声が多く、それならばとも思ったのだが・・・…

『フィッシュストーリー』逆鱗の思いがラストに繋がっていれば・・

『釣りキチ三平』

●講談社「週刊少年マガジン」創刊50周年記念作品。原作矢口高雄で少年マガジンに連載されていたのが1973年から10年間ということだからもう30年も前の作品になるのだなぁ。コンビニやブックオフではよく見かけてはいたが、かなり時代が流れたなという感じ。釣…

『釣りキチ三平』釣り好きの親が子供と観たがる映画かな

『ベッドタイム・ストーリー』

●Bedtime Story 子供を寝かしつける時に読んであげる物語・・・・昔ベッドタイム・ストーリーズという名前でちょっとエロチックな男と女の映画があったのですっかりその手のちょっと淫な男と女の物語かと思っていた。すっかり勘違い。普通に子供向けのお話。…

『ベッドタイム・ストーリー』これがディズニー?これが子供向け?

『トラトラトラ』(1970)

●超が付くほど有名なのに長い間観ないまま来てしまった一作。●黒澤明が監督を解任された後、日本側監督として舛田利雄、深作欣二の二人が選ばれ、最終的にはアメリカ主導で完成に至ったというべきであろう。●映画開始早々から戦艦の上にずらり並ぶ白服の海軍…

『トラトラトラ』空撃シーンの生の迫力が凄い!