2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『日本以外全部沈没』 

●時間の無駄。日本映画が凋落した、その原因となった日本映画の流れを見事に受け継ぐ史上最悪の愚作。●話題作「日本沈没」の公開に便乗して筒井康隆の「日本以外全部沈没」を映画かして公開するというのは、便乗商法としては非常に巧いやりかたであり、自ら…

『日本以外全部沈没』最低最悪である。

『ボイスレコーダー ジャンボ機墜落20年目の真実』

TV

○真実の重さ、映画の完全なる敗北 ●TBS2007年2月18日の再放送を観た。●本放送は2005年8月12日御巣鷹山のジャンボ機墜落から20年目のその日だった。●ドラマの構成として当時の実際のニュース映像がストーリーに織り交ぜられている。墜落現場の様子、…

『あゝひめゆりの塔』 

●また今年も終戦の8月を迎えるにあたり、見ていなかった過去の戦争映画を一つ見てみようと思った。●作品の冒頭。ゴーゴークラブ(たぶん当時はディスコではないだろう)で踊る若者をとらえ、それを見つめる渡哲也が映しだされる。そして渡哲也はその若者た…

『あゝひめゆりの塔』本当の悲惨さと戦争の愚かさ。

『ダイ・ハード4.0』 

●第1作目の公開から19年、第三作目の公開からでも12年。5,6年の前は毎年「今年はダイハード4の製作が始まる」と言われ続けていたが結局話しは進まず、いつになるのかねと思っていた作品。もう待ちわびたというより期待の旬は過ぎてしまっている部分…

『ダイ・ハード4.0』ほぼ満点のエンターティメント・・・。

『夜のピクニック』 

●冒頭の超長回しは見物。クレーン撮影を派手に行っているのはわかるが、クレーンがテント小屋をくぐって更に歩行祭を準備している生徒達を追い続けるシーンはクレーン先端にカメラマンがステディーカムを持って座り、テント小屋の手前でステディーカムごとカ…

『夜のピクニック』良いシーンはあるが映画としては未熟

『蝉しぐれ』 

●美しく、切なく、日本の心に響き渡るような映画だ。これぞ邦画と言える作品であろう。長く邦画の歴史に残る作品として多くの人に観てもらいたい。●最近割と時代劇も良く作られ、興行的にもなんとかなっているという状況であるが、 藤沢周平作というのがなん…

『蝉しぐれ』日本映画、そして時代劇のマスターピース

『いちばんきれいな水』 

●宣伝に使われているポスターやDVDのジャケなどに使われている、加藤ローサの眠っている場面の写真が良い。そして「いちばんきれいな水」というタイトルも非常に良い。この二つで何かをこの映画に期待してしまうくらい興味を持ってしまう。●眠っている美…

『いちばんきれいな水』・・・・早送りしたくなる内容だった。

『花よりもなほ』 

●2004年に傑出した作品「誰も知らない」を送りだした是枝監督。その是枝監督が次に作ったのがなんと時代劇。一体どんな映画になるのかと期待と不安があったが・・・・・・これは非常にクオリティーの高い作品であった。●きっと監督はこういった作品を作りた…

『花よりもなほ』画面の密度、クオリティーが非常に高い。

 『アヒルと鴨のコインロッカー』 

●最近の自分はアンテナを貼る方向を制限してしまっているのだろうか? 相変わらず原作に関する知識はゼロ状況である。考えれば最近の原作モノの映画化でも知らないものばかりだ。このブログでも度々書いてるけど、「バッテリー」も知らなかった。「アルゼン…

『アヒルと鴨のコインロッカー』見終わった後の哀しさ切なさ