『すずめの戸締まり』最後の戸締まり、終映。再度観て感動がより大きくなった。

2022年11月11日に公開された「すずめの戸締まり」が、半年に及ぶロングラン上映を経て、2023年5月12日~27日の期間に「最後の戸締まり上映」と銘打った特別上映が行われるという。そして27日が終映。

 

もう一度観てみたいと思った。

 

一回目は予備知識なしで観て、311を描いた作品と知り震えるほど驚き、途中では目を閉じてしまう場面もあった。でも、ラストに向かって走り抜け語られる言葉に、大きく感動した。

 

今回の二回目は一回目よりも冷静にしっかりとスクリーンを見つめる事ができた。

改めて思う。この作品は後世に残り語り継がれていく傑出した映画になるだろう。

311を描いた映画、TVドラマ、作品の中で、この「すずめの戸締まり」が最もあの災害を語り、一番に悲しまれた人の心に寄り添う作品となるだろう。

二回目を観て、感動は更に大きくなった。

 

辛口批評で書いているブログだが、「すずめの戸締まり」に関しては、大甘の大甘で、

文句なし!最高に素晴らしい!と言っておこう。

 

PS

舞台あいさつで聞いたトリビア

鈴芽が震災で流されてしまった生まれ故郷の家の跡地に辿り着き、開いてしまった後ろ戸に鍵をかけて戸締まりをするラストシーン。

あの時の戸の鍵穴はツバメの形をしているのだとか。(鍵を回す方向もそれまでと逆だとか)

そして、鈴芽の母親の名前は椿芽(ツバメ)・・・

最後に「いってきます」と言って戸締まりをするあの戸は亡くなったお母さんへの思いでもあったのか。

監督は作品のなかにスクリーンで見たのでは気がつけない様々な思いを入れ込んでいる。

この映画は久しぶりにBDのソフトを買ってしっかり見たいと思った。

 

最終興行収入結果 公開198日間で動員1115万人、興収147.9億円

 

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