2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧
●8月31日でフジサワ中央も閉館となる。60年の歴史に幕を閉じる。●藤沢オデオンの閉館が2007年3月31日、あれから約3年半で遂に藤沢から映画館が無くなってしまうのか。●小さい映画館だったけれど、藤沢オデオン無き後、洋画系も掛けてくれるようになって、お!…
●1958年木下恵介版『楢山節考』は劇中劇という作りであったが、今村昌平版は重厚な実写映画。●1983年カンヌ映画祭グランプリ受賞作●野太く、力強い人物描写、演出、映像。●所々に挿入される蛇の映像も印象的。その他の動物描写の挿入も非常に芸術的であり印…
『運命を分けたザイル』:http://d.hatena.ne.jp/LACROIX/20100506●内容としては『運命を分けたザイル』で奇跡的生還を果たした主人公を使い、1936年のトニー・クルツ、アイガー北壁遭難を回顧しながら、クルツの遭難の様子を再現し、事故が起きた原因を説明…
●去年の12月、映画のプロモーション絡みでマイケル・ムーア来日し、NHKにも出演してインタビューに答えていた。それも夜7:30のゴールデンタイム。旧国営放送であるNHKが日本や世界の問題に対して真剣な番組を数多く製作し、放送している。日本の歴史批判、政…
●ラストシーンの無い映画が映画として有りえないように、ファーストシーンもミドルもなく、途中から始まる映画というのも有りえない。それは映画ではない。●ぶつぶつと全く聞き取りにくいセリフ。オーディオ・ボリュームをかなり高く上げても何を言っている…
●子役の守山玲愛は上手。あまりこましゃくれているわけでなく、素直さと上手さの丁度中間のような位置にいるだろう。●『ハッシュ』以降は全然知らなかった片岡礼子が出ている。この人は不思議なイメージ。そんなに美人というわけでもなく、スタイルがイイと…
標高3000メートル、激闘の873日●これは本来の映画ではなく、DVDの特典映像に使うようなメイキングなのだが、相当の見応えがある。ドキュメンタリーとして目を引き付ける面白さは特上。●いままで低山位しか登ったことのない俳優やスタッフがかなりの重量の荷…
●一言で言って、これは強烈な映画。『女の子ものがたり』なんていうほのかなタイトルから想起されるイメージとは激しく異なる。●最初は田舎町に移り住んできた女の子と、学校や地域での女の子どうしのグループ化、対立、いじめなど、まあよくあるパターン化…
●これは久々に出会ってしまった、酷い作品だ。邦画製作の醜悪な部分を見事なまでに露呈し、興行を取ることにせせこましく手をこまねき、映画作りの意地も、誇りも、なにもかもを自棄し、映画作りのプライドすらもない作品だ。製作陣や監督にこれっぽっちでも…
●松本清張の小説と、それを映画化した1961年版の『ゼロの焦点』は小説も映画も不朽の名作として語られている。現在に至るまでの様々なミステリーの原点だとも言われている。●だが、1961年版『ゼロの焦点』は自分としては「こんなものか?」という感想に留ま…
●重たい映画だ、社会派の問題提議をするような映画は絶対に必要だが、この重いテーマは観るのはかなりしんどい。ベストセラー作家である東野圭吾の知名度とブランド力がなければこの内容は通常製作委員会も集まり難いし、劇場も公開を渋る。このヘビーな内容…
●脱力系、ゆるゆる系、癒し系という言葉が生まれたのはいつ頃だろう。ネットでは1999年以前にはそういった言葉はなかったとする記述がある。やたらと癒しだ、ゆるゆるだという言葉が使われるようになったのは2000年以降の殺伐とした社会状況が背景にあるのだ…
●ビアホールのような場所で会社の仲間達とジョッキを傾ける主人公、一人が「これから物凄い美人がやってくる」と言う。男達は期待して待つ。そこに派手な衣装で現れた女(中山美穂)、男達はざわめき色めき立つのだが・・・さっそうと現れる美女という設定の中…
●ホイチョイ・ムービーではこれだけが未見だった。●ホイチョイ・ムービーはもともとベタなストーリー、ベタな展開だが、この映画はそのベタさに悪乗りしてもうかなりベタベタ。●前半の飯島直子の演技はギャグとはいえ、あまりにも観ていて痛い。●脇役で伊藤…
●映像は美しい、NHKワイルドライフを観ているかのような、熱帯に生息する様々な動植物の鮮やかで美しい映像は目を引く。●だが、話は、というかこの脚本は余りに短絡的、ご都合主義の展開、そしてどこかで見たこと聞いたことのあるようなありきたりのストーリ…