『007 ノータイム・トゥー・ダイ』どんどんちゃちいSFになってる。

スペクターのプロフェルドが監獄の中から眼球に仕組んだ装置で世界中のスペクターと交信し指示を出していたって。ありえん設定だ。

サフィンが作ったウィルスが特定のDNAだけ攻撃するナノロボットだ。ありえん設定だ。

遥か未来を描いたSF映画ならそういう設定を受け入れてもいいが、007シリーズは紛いなりにも現代が舞台。。。話が噛み合わないのだ。


プロフェルドにしろサフィンにしろ、どうやったらあんな巨大な巨悪組織を作れるってわけ? 007とMI6には国家の後ろ盾があるが、この二人にはそういう物ないでしょ。だからぜんぜん嘘っぽくて怖さが感じられない。

現実社会が舞台なのに余りに現実離れした脚本設定。それがこのところの007シリーズの大欠点。

まあそれでもそこそこの興行収入叩き出すんだから、大したもんだけど。

まともに観る映画じゃなくなってるな007シリーズは。

2009-01-13『007/カジノ・ロワイヤル』やはり凄い。最高級の映画を味える喜び。

2009/01/13『007/カジノ・ロワイヤル』(再見)

2008-04-19 『007/カジノ・ロワイヤル』 

2013/05/02 『007 スカイフォール』ダメダメ