2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『八つ墓村』(1996)

●横溝正史原作 市川崑監督作品 三回目の映画化 金田一耕助:豊川悦司 浅野ゆう子の演技はいい。岸田今日子の二役は少しキワドイ。●自分の中での『八つ墓村』は1977年 野村芳太郎監督である。金田一役は渥美清●金田一耕助のシリーズの良さは、ミステリー、謎…

『八つ墓村』最後に吹き抜ける爽やかな風がない。

『エニグマ』(2001)

●ロバート・ハリス『暗号機エニグマへの挑戦』の映画化。●太めで丸眼鏡を掛けて、いかにもオタク系女史といったケイト・ウィンスレットの役、人物設定がなかなか面白い。●失踪した恋人に関する謎解きは説明をしているだけであり、驚きは少なく白ける。●イギ…

『エニグマ』小説とは異なる軽さ、浅はかさ。

『鉄道員(ぽっぽや)』(1999)

●ディーゼル機関で走る一両だけの汽車、雪が降り積もった田舎の駅、なんだか懐かしいような侘びしいような。昔田舎を旅するとこういう駅の景色によく出会っていたなと思い出し、すこし胸がキュンとする。●この映画は公開時、確かチネグランデで観たかな? 結…

『鉄道員』ある程度歳を取らなければこの良さはわからないか

『折り梅』(2002)

●年をとった親の介護、それは多くの人にとって切実な問題。ずっと元気でいてくれたらいいけれど、いつ体がわるくなり寝たきりになるか、認知症が発症して常に見ていなければならない状態になるか。それは確かにどんな家にも突然に起こりうる問題。●その時ど…

『折り梅』一般的な映画作品ではなく、啓蒙・教育映画的