2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

・最初から、なにか難病を抱えて入院している川口春奈(宮田夕紀)が血色よくて、ピンピンバリバリに元気良さそうなのを見て、ああ、予想通りこの程度の作品だな、と始まってすぐに作品の中味が見通せるというか、馬脚をもろに表しているというか・・・。ほ…

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を..

『エネミー・オブ・アメリカ』(1998)

・監督:トニー・スコット ・出演:ジョン・ボイド ウィル・スミス ジーン・ハックマン・この映画は公開当時、観ようとおもってチケットをいつも持ち歩いていながら、どうしても都合がつかなくて見逃してしまった作品。なぜかその後もずっと観ていなかった。…

『エネミー・オブ・アメリカ』ニクイ演出と脚本が実にカッコいい。

『ヒミズ』(2011)

・二階堂ふみの演技は最初からなかなか。染谷将太は最初はダメだが、殺しに至るところからグンと良くなる。渡辺哲はいぶし銀のような演技。流石の熟練俳優。本当はこの人、脇役ばかりじゃなくてもっと表に出てもいい実力。・家族の絆なんてものが全く途切れ…

『ヒミズ』絶望に勝る希望とはこんなものではないはずだ。

『銀河鉄道の夜』(1985)

監督:杉井ギサブロー 原案:ますむらひろし・多分、日本人の殆どの人が知っているであろう宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」、中学生の教科書に載っているというのがその大きな理由だろうけど、実際に原作童話を読んだことはなかった。・なにか子供心に、わく…

『銀河鉄道の夜』大人が考えた子供向けの映画かも。

『ファイナル・カウントダウン』(1980)

・隠れた・・・でもないが、これは名作だな。 ・タイムスリップ物はどうもオチャラケでふざけた感じの作品が多いのだが、この作品は登場人物の演技も非常に真剣で、自分たちが過去にタイムスリップしたと分かるまでが物凄く緊張感がある。ピリピリとした感じ…

『ファイナル・カウントダウン』B級だがこれもとても好き。

『着信アリ2』(2005)

・これって秋本康が原作シリーズかいてたのね。まるで知らなかった。いろんなことやってるもんだ。・ホラー映画というのは殆ど観ないのだが、まあちょうど夏で、いかにも夏にという感じで偶然観ましたという感じ。・ホラー映画の部品である、不気味さや、異…

『着信アリ2』怖さの質が低い。話に怖さがない。

『キラー・ヴァージンロード』(2009)

・監督:岸谷五朗・これも邦画バブルなんてものが終焉にむかうちょっと前にどさくさまぎれに作られたような映画か?・あきらかに三木聡の作品を意識し模倣したかのような映画。しかし笑うに笑えない、しらける話と演出は背中を丸めてうつむいてしまいそうな…

『キラー・ヴァージンロード』映画以前、学生演劇会レベル。

『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男』(2011)

・薄っぺら、浅はか、脚本も配役も台詞も画面のなかに移る美術もなにもかもペラペラ。・ここ10年位に公開された戦争映画の特徴的な場面を丸写ししたような部分があれこれ。これが分かり過ぎるくらい分かる。独自の映像ではなく、あの映画のあのシーンみたい…

『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男』

『ダークナイト ライジング』(原題:DARK KNIGHT RISES) 

・映像の質は文句無し。クリストファー ノーランの撮る作品は細部までスキのない重厚で密度の高い映像ばかりだ。まるで超豪華なゴシック調の寺院や貴族の屋敷、宗教画と建設美に取り囲まれたヨーロッパ教会の中にでも居るかのような感覚である。・今年期待の…

『ダークナイト ライジング』ラストシーンは夢なのだろうか?