2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『PARTY7』(2000)

●なんだか、ものすごくツマラナイ。このコメディーに全然笑えない。まったく可笑しくない。ギャグにもなってないって気がする。なんでこんなにツマラナイのだろう。●堅苦しい作品ばかり観続けていたから少し頭を柔らかくするようなものでも、と思って久しぶ…

『PARTY7』 久しぶりに観たら全然ツマラナイ

『鬼が来た!』(2000)

英題/原題:DEVILS ON THE DOORSTEP/鬼子來了●2000年のカンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリ受賞●よくありがちな日本軍の蛮行を描いた作品かと思っていたのだが、まるで違った。蛮行は描かれているがそこに監督の視点があるわけではない。●監督の視点は人…

『鬼が来た!』人間の愚かさ、悲しさ、哀れさこそがこの作品のテーマ

『遠い空の向こうに』 October Sky (1999)

●温かく、懐かしく、とても真面目で、良心的な映画だ。●それは監督の人柄、作品に対する思いなのだろうか、この映画には懐かしいような温かさを感じる。●クーパーといつも一緒に居る、ロケット作りも一緒に始めた3人の仲間がとてもいい。下手なセリフを使わ…

『遠い空の向こうに』 真に心温まる名作。

『沙耶のいる透視図』(1984)

●なんとなく感じる・・・この映画の原作は、「限りなく透明に近いブルー」のニュアンスを模倣して書かれた小説なのではないかと。二番煎じ作品なんじゃないかと。●原作を読んでいないのにあれこれいうのはあまり良くないとは思うが、この作品を見ていて感じ…

『沙耶のいる透視図』すけべ心の好奇心が反応した作品?

『鳥』(1963)

●原題『The Birds』・・・・邦題『鳥』なのだが、なぜかこの作品、日本では「ヒッチコックの鳥」と監督の名前を先に付けて語られている。●やはり面白い。観ていてまるで飽きない演出。かといってわざとらしさあざとらしさが目立つようなものでもない。ジャ…

『鳥』やはりこれは映画のお手本、教科書!

『カナリア』(2004)

◎塩田明彦監督●どうして家族、子供までもを道連れにして新興宗教に入信しなければならなかったのか。なぜ新興宗教に救いを求めたのか。なぜそんなことはまやかしだって思わなかったのか。いや、まやかしでもいいから、寄りかかる場所が欲しかったということ…

『カナリア』 家族の絆をズタズタにされた親の怒り、無念、悔しさ。

『靖国 YASUKUNI』

●あれこれと反日だ、事実誤認だ、いや偽造だ捏造だ、情報操作だと話題になり、公開延期、表現の自由などとキナ臭さまで漂っていた作品だったし、その後に後付け、誤魔化し、捏造、詭弁のような発言が製作者からも、宣伝側からも、そして国会議員や新聞などか…

『靖国 YASUKUNI』終戦記念日の靖国神社がこんなだったとは

『復活の日』(1980)

●大きな夕日の太陽をバックにしてボロボロの服を着た草刈正雄が杖をつきながらよろよろと歩き、BGMに”it's not too late to start again"という感傷的な歌が流れる。このテレビCMがとても強く、鮮明に記憶に焼き付いている。●大々的に宣伝され、TVC…

『復活の日』トンデモ映画の代表だが、スケール感は一見の価値あり。

『赤軍 PFLP 世界戦争宣言』(1971)

●若松孝二監督『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』は恐ろしいほどに強烈な一作。その一作があったからこそ1971年の『赤軍-PFLP 世界戦争宣言』が2009年にDVD化されることにつながったことは間違いないであろうが・・・・・・●これは映画ではない。世界…

『赤軍 PFLP 世界戦争宣言』映画でなく退屈な資料である

『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』(2005)

●流石に、今までファイナルファンタジーというゲームとそのストーリーなどを全く知らないで観ると話は何がなんなのか全然と言っていいほどわからない。まあそれは仕方ないことだろうが。●それでも映像は確かに美しいし、アニメ独特とも言えるハイテンポなシ…

『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』

『稲村ジェーン』(1990)

●なに気に”稲村ジェーン”でGoogleのブログ検索してみたら、驚くほどいっぱいブログ記事が出てくる出てくる。それも一か月以内とかでも随分ある。もう20年も前の映画なのに。”稲村ジェーン”という映画に関して書かれているページも実にたくさんある。そういう…

『稲村ジェーン』”あの夏”が確かに宿っている映画なんだ

『運命を分けたザイル』

●インタビュー映像を織り交ぜることにより、映画に真実味を出そうという手法は最近やたら多い。このやり方もいい加減手垢べとべとで、もう斬新さなどは感じられない。それでもフィクションである映像を真実っぽく見せたいという監督はなんとも浅はかにこの手…

『運命を分けたザイル』 これは壮絶だ!の一言に尽きる。

『第9地区』

●「SFではあるが人間の差別を風刺している」なんていう話を聞いていたのでどんなものかと思っていたのだが、これは単に話を面白くしようとしてそういう設定を組み込んだというだけであろう。この映画の底にアパルトヘイトへの批判なんて社会批判の考えがあ…

『第9地区』この映画に人種差別非難の社会性などあるといえるか?