2022-01-01から1年間の記事一覧

『すずめの戸締まり』10年経って、今だから伝えられる鎮魂の思い。

全くこういう映画と想像していなかった。新海誠監督とはいえ、なんとはなしに「天気の子」から続くような最近のパターン化した女子高生のチャラチャラ恋愛系アニメだろうと思っていた。 だからあまり観ようという気も起きなかった。 中学生が観に行ったよと…

『ジャスティス リーグ (ザック スナイダー カット)』ラストが蛇足

2017年の劇場公開版からもう5年か。 4時間OVERの超長尺だけど楽しめたね。 それにしても劇場公開版とここまで違うとはなぁ。 撮影時にどれだけテイク重ねてたんだろ。撮影シーンを組み合わせたら5本位別バージョン出来るんじゃないのかね。それも全く別スト…

『007 ノータイム・トゥー・ダイ』どんどんちゃちいSFになってる。

スペクターのプロフェルドが監獄の中から眼球に仕組んだ装置で世界中のスペクターと交信し指示を出していたって。ありえん設定だ。サフィンが作ったウィルスが特定のDNAだけ攻撃するナノロボットだ。ありえん設定だ。遥か未来を描いたSF映画ならそうい…

『007スペクター』面白いが相変わらずのテキトー脚本。

ダニエル・クレイグの007は『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』までは良かったが『スカイフォール』で、余りにご都合主義の脚本に呆れてしまいもういいや、という気持ちになって次を観ようという気持ちが萎えていた。それでもまあ、シリーズ物というの…

映像の世紀バタフライ・エフェクト「ヒトラーvsチャップリン」

新しい映像の世紀 新シリーズであるバタフライ・エフェクト。なぜか映画をかなり取り上げている。昨日の番組ではヒトラーとチャップリンが題材となり、チャップリンの名作「独裁者」を元にして番組が構成されていた。ロシアがウクライナに軍事進行している今…

『トップガン マーヴェリック』これぞハリウッド、映画の王道を魅せしめる本物の一作

堂々たる映画の王道を突き進む、これぞ映画、これぞ本物のハリウッド、紛い物のない純粋無垢、これこそ正真正銘の映画だ!と自ら胸を張って観客に魅せつけてくるような、そんな映画だった。素晴らしい。とにかく、この映画に関わっているスタッフとその技術…

『シン・ウルトラマン』粗粗だけど、面白かった。驚きいっぱいの脚本に◎

どうかなぁ・・・と訝りながら観たが、面白かったね。 ウルトラマンという作品の素性もあるが、今までの庵野作品とちがって、絶望だとか破滅だとかなんかそういう系ではなく、夢や希望、温かさのある話になっていたのが嬉しい。 ウルトラマンが自己を犠牲に…