2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『婚前特急』(2011)

・いくらなんでもこんな自己中というか、ここまで自分のことを良く考えている男で、調子に乗りすぎで、ここまでわがままが当然という男はいないだろう、と思うのだが、ここまでダメダメ、言ってることを理解しない男を見ているともういらいらしてくるし、ぶ…

『婚前特急』これじゃトンデモ人間のストーカー映画だ。

『サトラレ』(2001)

・鈴木京香はもうどっししりとした腰の据わった演技。八千草薫はもう演技しているなんてまったく感じさせない演技。演技をしているとまるで感じさせない八千草薫と並ぶと、鈴木京香の演技はもう充分最上級のものなのだけど、八千草薫の演技があまりに自然な…

『サトラレ』

『インベージョン』(2007)

・二コール・キッドマンがやけに若々しい。顔の輪郭も効いてきて、尖った印象。体のラインもほっそりすっきり。目つきもいかめしい。鼻もピンと尖っている。「ふーん、二コール・キッドマンって昔こんな映画に出てたんだ」と若い頃に出演したB級映画なんだ…

『インベージョン』N・キッドマンの美貌を見る映画か。

『結婚しようよ』(2008)

・佐々部清の作品はなぜかよく観ている。・吉田拓郎の歌も画面にぜんぜん関係のないようなものが流れているのに、なぜかしっとりと絵と馴染んでいて、じんわりと耳から心に染み込んでくるかのよう。・何故こんなベタベタで、もう類型的典型的演出、脚本の標…

『結婚しようよ』平々凡々だけれど、これが佐々部清の良さ。

『誰かが私にキスをした』(2010)

・堀北真希・・・撮影当時20歳・・・とは思えない可愛らしさ。この頃は女じゃなくて少女だな。なんだか高校一年生くらいに見える。しっかしお人形さんにような可愛らしさだ。・松山ケンイチ・・・撮影当時23歳・・・とわ思えないくらい若くて幼さが残ってい…

『誰かが私にキスをした』堀北真希の可愛らしさ以外なにもなし。

『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』(2010)

・岡村が予想を遥かに超えて非常にイイ。最初は沖縄弁がわざとらしく聞こえたが、それに耳が慣れてくると朴訥ながら真面目に演技する岡村の姿が本当にイイ。意識して演じているのか、演技として考えないでやっているのか、監督の指導がいいのか・・・なんに…

『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』予想外の良作。温かい

『黒部の太陽』(1968)

・古い映画の特徴でもある赤み黄色みの強い画面の色調はいかにもだなと思うが、レストアされた映像はなかなかの美しさに辿り着いている。・北アルプス、立山黒部の雪を抱いた山々の風景等も美しい。場所が近いだけに『剣岳点の記』の美しい映像と重なる。・…

『黒部の太陽 特別返』こういう映画を撮れた時代が羨ましい。

『friends after 3.11 vol.2』

◎Vol.2はそのほとんどがインタビューだ。疑問に思う部分もなくはない。示唆に富んだ部分も、同じ考えがだと思う部分もある。 沢山の監督が撮ったインタビュー映像だけど、映像の持っている温度というか空気がでこぼこせず、しっかりと波長が揃っている、整っ…

『friends after 3.11 vol.2』世界の恥晒し国家となったボロボロ日本

『friends after3.11 vol.1』

◎わざとらしさ、あざとらしさ、嘘、作為的な演出は見ていれば分かる伝わる、感じられる。同じように、いやそれ以上に、物事を見つめる真摯さ、真剣さ、真面目で実直で嘘偽りのない心も、確実に伝わる。目や表情や言葉、口調、体から発する熱によって。◎被災…

『friends after 3.11 vol.1』少なくとも、この涙と悲しみに嘘はない

『FLOWERS フラワーズ』(2010)

・蒼井優はたしかに古風なのっぺりとした顔つきで大正、昭和の女性の顔的なのだが・・・白黒の画面にしていても日本の古さが全く漂っていない。着物、家、部屋、障子、襖、机、こまごまとした美術を使って古い時代の日本を演出し感じさせようとしているのだ…

『FLOWERS フラワーズ』美しくもなく、女性が描かれているのでもなく

『蛇イチゴ』(2003)

・つみきみほ・・・いい顔つき、表情、雰囲気、演技。・西川美和の脚本、初監督・・・年齢からかんがえると、この映画、この話しを撮るというのはやはりオヤジ度がかなり高い。(鶴瓶も「ほとんどオヤジ」と言っていたが)20代の女性が撮った映画とはとて…

『蛇イチゴ』なるほど、これは巧いな。

『風が強く吹いている(2009)』

・真面目な映画だ。骨太、質実剛健の脚本家である大森寿美夫が脚本だけでなく監督兼ねている。大森寿美夫は今の邦画界で真に実力、能力、のある脚本家だと思っているが、その大森寿美夫がしっかりとした目で映画を撮っている、作っている。映画そのものもブ…

『風が強く吹いている』これはふらつきのないしっかりとした映画だ。

『ロボジー』

・まあ面白いんだけど、なにか今までの矢口作品と違う。・なんだろう?とそれを考えてみると、これまでの矢口作品にあった明るさがこの「ロボジー」には少ないのだ。・ただ楽しく面白く作れば明るくなるというものでもない。今までの矢口作品にはあんまりジ…

『ロボジー』矢口作品には思えない、暗さ、重さ、暗鬱さ。

『君に届け』(2010)

・まさにリングの貞子に似せた、多部未華子がやりすぎ。漫画のストーリーそのまんまとしても工夫がなさすぎ。そんな暗い貞子みたいな女の子がだんだん爽やかな恋愛にって流れは無理。こりゃだめだ。・コミックは凄い人気で女子中生、高校生で知らない人はい…

『君に届け』熊澤監督らしさは薄い・・・

『ドラゴン・タトゥーの女』(2012)

・のっけからオープニングの映像に、その感性の良さ、映像の格好良さ、その極めて高い質に驚く。まるで007シリーズのようなオープニングではあるがそれを遥かに越えるセンス。このオープニングだけでも一見の価値はある。それほどまでに素晴らしい映画の…

『ドラゴン・タトゥーの女』なかなかの見応え、面白さではあったが・