2008-01-01から1年間の記事一覧
●あまりパッとしない、華の無い今年の年末興行の中では少しはマトモかと期待もしていたが、思った程ではなかった。ガッカリするような酷さはないが、そこそこに上手くまとまっていてこじんまりとした普通の映画になってしまっている感じだ。 年末の話題作と…
●第32回日本アカデミー賞のことで2008年の邦画のベスト10を書いたので、年も押し迫ってきているので今年公開された洋画を振り返ってみた。といっても邦画は多めに見てるけれど洋画はここ最近あまり観なくなってきているから鑑賞した数も対して多くはない。目…
●12月18日(木)に『第32回 2008 日本アカデミー賞』のノミネート作品が発表された。●優秀作品賞は『おくりびと』『母べえ』『クライマーズ・ハイ』『ザ・マジックアワー』『容疑者Xの献身』の4作品。その他監督賞、脚本賞など主要な部門はこの4作品に『パコ…
●この作品は一体どこで公開されていのだろうと思うほどの宣伝が目立たなかった。前作のアップルシードはあんなに劇場宣伝もしてたし、テレビ宣伝もしてたからいやがおうでも目に入った。更に進化した人間の動きのアニメーションということでも注目されていた…
●ホラー作品というのは殆ど観ないのだが、昨今のブームも自分としては?マーク。ホラーというよりもスプラッターに近いものも多い。ホラー好きな人というのはなんだか距離を置いてしまうのだけれど。●異色な世界をマンガで表現しつつけている諸星大二郎だが…
●豪華な出演陣。ジュード・ロウ、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン、そしてノラ・ジョーンズか・・・。ウォン・カーウァイの名の下に随分と凄い面子を集めたものだ。●映画初出演のノラ・ジョーンズは思ったよりも可愛らしく、これは女性受けするで…
●相も変わらずというか、非常に良い意味でケイト・ブランシェットの演技が凄い。ほんのちょっとした目の動き、手や肩の動きでも感情を表現しているのが分るからうーんと唸ってしまう。●最初にケイト・ブランシェットを見たときは、目を見張るような美人女優…
●昔の仁侠ものは別にして「健さんの映画」となるとなんだか辛口批評するのがご法度のような雰囲気がある。しかも監督がチャン・イーモウとなれば何を言っても「いや、そうじゃないのよ」「そういう見方をしてるのは寂しいよ」「なんでもっと温かい目でみれな…
●2005年の日本の映画賞では壮そうたる受賞数である。 ・日刊スポーツ映画賞(主演女優賞受賞・小泉今日子) ・報知映画賞(観客賞最優秀主演女優賞第5位・小泉今日子、観客賞最優秀作品賞第8位) ・高崎映画祭(最優秀監督賞受賞・豊田利晃、最優秀主演女優賞・小…
●2007年のアカデミー賞脚本賞が「ジュノ」で、翌2008年のアカデミー賞脚本賞がこの「リトル・ミス・サンシャイン」・・・二年続けて日本で言えば単館系と類される小振りな作品に脚本賞が与えられている。「ジュノ」も「リトル・ミス・サンシャイン」…
●ファースト・シーンから、これは生き写しか? と思えるほどのオリビア・ハッセー演じるマザー・テレサに驚く。特殊メイクを施したとはいえ、これは本物なのでは? と目を疑ってしまうほどだった。●マザー・テレサ役にオリビア・ハッセーを起用したことは奇…
●1958年テレビドラマ、1959年にその映画化、そして1994年にテレビドラマでリメイクされ、今回オリジナルから50年もの時を経て再映画化・・・・去年辺りから古い作品のリメイクはやたらと多いが・・・・そのどれもが今ひとつパッとしない。想像通りでこの作品…
●この手の過去の映画をパロった作品としては「最終絶叫計画」とその後のシリーズが直ぐに思い浮かぶが、この映画は確かに金の掛け方(浪費の仕方)が随分と派手だ。製作費、予算が「最終」シリーズの何倍なのよ?と思ってしまう。●だが、この映画、グロ過ぎ…
●「ウォーターボーイズ」(2001)、「スウィングガールズ」(2004)と学園ものが二作続き、そこそこのヒット。そしてまたしてもという感じで「リンダ リンダ リンダ」(2005)が・・・最初これは三番煎じを狙ってる商売っ気だらけの映画と思っていた。●学園…
●主演の田中裕子は撮影当時で49歳。作中人物の設定年齢にもほぼ近い。田中裕子はなぜか薄幸なイメージがある。目が細くてはっきり瞳が見えない感じがそういうイメージを出しているのか?と思ったりするが。実際に50歳に近い年齢なのだが、そんなに老けたおば…
●巷の映画評などではどこもかしこもかなりの高い評価。しかも今年初めの第80回アカデミー賞で最優秀脚本賞を受賞。見逃していた一本ということで、果たしてどんなものかと楽しみに観たのだが・・・・なんだこれ? まったく詰まらないじゃないという印象。…