2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『20世紀少年 第2章 最後の希望』

●第2章で期待していた平愛梨が活躍するシーンが余り無い。なんだか意味もなく肩を張り上げて走っているシーンばかりという感じだ。●第1章を観たときは、流石、堤監督、2時間以上の尺なのに、大したことないストーリーなのに面白く仕上げていると思ったのだ…

『20世紀少年 第2章 最後の希望』単なる新興宗教の話だったのか。

『20世紀少年 もう一つの第1章 』

TV

●2008年8月30日の第一章公開から4ヶ月でのDVDセル&レンタルリリース。しかもそのリリースは第二章の映画公開前日。さらに、同じく第二章公開前日の夜にスポンサーである日本テレビが第一章をテレビ放映。もうここまできたら、かって存在していた劇場公開…

『20世紀少年 もう一つの第1章 』

『アポカリプト』(2006)

●ストーリーは至極単純。込み入ったプロットもなく、わざとらしい伏線をはったりすることもなく、非常にプレーンな話だ。それなのにまるで飽きることなく最後まで映像に見入ってしまう。まるでドキュメンタリーを見ているような感じである。●殆ど無名の俳優…

『アポカリプト』驚くばかりの映像迫力。

『ブーリン家の姉妹』

●イギリス史、英国国教会史などの事前知識が無いとなかなかこの複雑な人間関係、宗教上の対立関係などを映画を観ただけで理解するのは難しいと思う。しかい内容の重さ、難しさの割りにロングラン上映が続いている点に興味があった。●これもいわゆる銀座、有…

『ブーリン家の姉妹』壮絶で悲しき女性の物語である。

『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

●これは配給・宣伝の仕組んだPRに騙されたと言える作品である。●予告編に出てくるセリフでは「女優を目指すの」「もっと理想があったはず、理想の人生を求める」「人生を諦めるなんて」「人生のチャンスをつかむ」「夢を追いかける」といった言葉が出てて来…

『レボリューショナリー・ロード』暗く夢のない話は嫌いである。

『真夜中の弥次さん喜多さん』

●宮藤官九郎監督第一作。●これはホモ映画か?●結局のところ、ドタバタ舞台演劇の流れでしかない。舞台的な空間の制約は取り払われているのだが、次々に脈絡の無い話を繋げていく手法はドタバタ演劇そのもの。ストーリーなどといいうものが存在しない。あれこ…

『真夜中の弥次さん喜多さん』見るに堪えない映画である。

『紀元前1万年』

●この映画の製作費は一体幾ら掛かってるんだろう? NZ山岳部から世界各地にまたがる大規模なロケ、空撮、CGIシーンだらけ、ラストのピラミッドの様な建造物も実物のセットだという・・・・いやはや、ふんだんな予算で、よくもこんなに詰まらない作品を…

『紀元前1万年』カスカス、ぺらぺらのハリボテのような一作

『禅 ZEN』

●「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり」なんと和と日本をあらわし、あまりに当たり前の言葉の中に日本の自然の美しさ、深さ、情緒を感じさせる句であろう。この映画を見て、初めてこの句の美しさと余情を知ることが出来た。●なぜ今”禅”の…

『禅 ZEN』心が洗われるような作品。美しく実直な良作。

『醉いどれ天使』(1948)

●昭和23年、1948年の作品。これも相当に古い。今から60年も前の作品か。以前は時代劇とか、こういった古い邦画を見ようなんて気持ちは殆んどなかったのだけれど、やはり歳とともに嗜好が変化してきたということか?●黒澤明作品の映画音楽を長く担当した早坂…

『醉いどれ天使』最後まで説教臭く、面白みに掛ける一本。

『226』(1986)

●DVDのセル・マーケットも低迷し、ブルーレイへの移行が始まった2009年2月25日。ようやくこの時期になって「226」がDVDになって発売される。製作から既に20年以上の歳月が流れた。●日本史上最後に行なわれたクーデター。日本にクーデターがあったなん…

『226』偏りのない、史実のみをストレートに追った秀作

『恋の門』(2004)

●大人計画の松尾スズキ初監督作品。演劇に関係する作品を「約三十の嘘」に続けて観た。(これは監督が劇団の主催者という絡みだが)●あまりこの手の映画は積極的には観ない。演劇関係者が脚本を書いたり、メガホンを取った映画というのが、どうにも舞台から…

『恋の門』唸るほど面白い。松尾スズキは凄いと今さらながら納得

『約三十の嘘』(2004)

●原作は土田英生作の戯曲「約三十の嘘」・・・・この映画の作りはやはり舞台、演劇だ。”舞台で行なわれる演劇”という原作の素性がありありと見える。演劇は舞台という閉じた狭い空間で観客にストーリーの背景から状況までを説明しきらなくてはいけない。それ…

『約三十の嘘』全く詰まらない。戯曲を映画に転じていない。

『落下の王国』

●手元にあるパンフに書かれた文字を読むと・・・・ 「万華鏡を覗くような《映像美》と魂に響く《物語》の力、誰も見たことのない極彩色のグランド・オペラ」 「構想26年、撮影期間4年」 「石岡瑛子の華麗な衣装と、世界遺産の壮大なロケーションの奇跡的コラ…

『落下の王国』映像の浅さ、映画の浅さ・・・・

『雨あがる』(1999)

●1998年黒澤明没後、遺稿となった脚本を黒澤明氏の長男である久雄氏が「この脚本は小泉さんに映画化してもらいたい」と言って映画化が決定したという。●黒澤明の寡黙な参謀と言われる小泉氏。黒澤明監督の晩年まで最も側に居た人、最後まで黒澤明に全幅の信…

『雨あがる』優しく、清々しく、爽やかである。

『007/カジノ・ロワイヤル』(再見)

☆果たして、新作「007/慰めの報酬」はどうなることやら・・・・・・ ●今月末から公開される「007/慰めの報酬」が前作「007/カジノ・ロワイヤル」のラスト1時間後からのストーリーという設定ということで(前作のラスト1時間後からのスタートというのはなか…

『007/カジノ・ロワイヤル』やはり凄い。最高級の映画を味える喜び。