2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『きみの友だち』(2008)

●映画の最初のところで、小さな女の子が縄跳びの縄を回すシーンがとても良い。小さな女の子2人には長すぎるのではと思うほどの縄跳びの縄。2人の息が合わなくて縄はきちんと回らず、ちぐはぐに波打ち蛇行する。かなり引きで撮っているので女の子の表情などは…

『きみの友だち』縄跳びの縄のようにちぐはぐに蛇行するストーリー

『スター・ウォーズ 世界の兵士たち大行進!』

TV

●NHKBShiで7月にスター・ウォーズ・シリーズ一挙放送、関連番組も放送ということで、ちょっと前ならものすごい話題になりそうな番組企画なんだけれど、今三つ位注目度が低い。●ハイビジョンでリマスターされたスター・ウォーズ全6作品を放送ということだが、…

『スター・ウォーズ 世界の兵士たち大行進!』

『アメリカン・ウェイ』(1986)

○この映画を前に観たのが2006/5/18となっている。もう4年前か。観た映画のことを記録しておこうと始めたこのブログの一番最初の頃に書いている作品だ。まさかこの映画がDVDになるとは思ってもいなかった。それがもうDVDというパッケージメディアの末期にも近…

『アメリカン・ウェイ』小憎たらしくイカレたデカダンス的映像が良い

劇場版『ハゲタカ』

●中国、中東、アメリカと世界を飛び回り、話の舞台は広くなっているのだが、スケール感はそれほど大きくなっているように感じない。TV版よりは面白くなっているのだけれど、それでもやはりTV版の延長線上にあり、TV版が少し舞台を広げて映画版になったという…

劇場版『ハゲタカ』 表面的でサラサラの社会派映画か。

『ハゲタカ』(NHKドラマ) (2007)

TV

●評判がいいという話は耳に流れてきていたが、見たことはなかった。その後映画化もされたが「NHKまでもTVと映画の相乗ビジネスやるのか」と冷めた目で見ていたので映画も未見。それもBShiで放送するようなので視聴してみる。●柴田恭兵の演技が良い。真面目一…

『ハゲタカ』そここそ面白いが、余りに教科書、参考書的か

『伊豆の踊子』(1974)

監督:西河克己、山口百恵、三浦友和 ☆『伊豆の踊子』伊豆の踊子』(1963) (監督:西河克己、吉永小百合、高橋英樹、大坂志郎)同監督による10年後のリメイク作。●西川克巳監督の1963年の吉永小百合版「伊豆の踊り子」を観てから、その10年後に同じ監督がリメ…

『伊豆の踊り子』同じ監督の作だが作品の質は落ちている。

『日本の黒い夏 冤罪』

●『テレビは何を伝えたか』松本サリン事件をテーマとし長野県松本美寿々ヶ丘高等学校放送部が報道機関に取材した報道の在り方を問う映像作品と、それを戯曲化した『NEWSNEWS』をオリジナルとして映画化した作品。●メディア、マスコミの在り方を問いかけた、…

『日本の黒い夏 冤罪』 呼び覚まされる不正や捏造に対する怒り。

『ユナイテッド93』(2006)

●あたかもニュース番組の再現ドキュメンタリーを観ているかのような映像。何か恣意的な効果を狙った演出というものはほとんど見当たらない。単純に、静かに、ありのままにあのとき起こったことを再現しようとしている映画。●まるでこの映像が実話を撮影して…

『ユナイテッド93』 極めて中立的、まるで再現ドキュメンタリーだが

『告白』

●中島監督は是枝監督と並び今の邦画で”この監督なら観よう”と思う、監督で映画を選べる監督だ。●原作小説『告白』は第一部と第二部の最初まで読んで本を閉じた。 「読む前に観るか、読んでから観るか」往年の角川(映画)の名科白だが、この作品に関しては読…

『告白』 ダークだ、救いがたく這い上がれない心の闇だ。

『テレビは何を伝えたか』

松本サリン事件をテーマとしたメディア・リテラシー教材DVD ‐報道の送り手と受け手の関係性を考えるために‐ ・教材企画:長野県メディア・リテラシー研究会 ・映像制作:長野県松本美寿々ヶ丘高等学校放送部●マスコミがマスゴミなんて言われるようになったの…

『テレビは何を伝えたか』 重要なドキュメンタリー

『ワンダフルライフ』(1999)

●初七日、死後一週間の期限、キリスト今日でも仏教でも死後の区切りは似ている。結局、国が変わろうとも、人種、国籍、宗教が変わろうとも、根底に流れているものは繋がっているということなのだろう。●ドキュメンタリー出身の監督の最初の映画ということも…

『ワンダフルライフ』 別な時期にもう一度観直そう。

『HANA-BI』

●北野武映画はまったく好きではない。はっきり言えば嫌いである。なぜ嫌いか、それはヤクザ映画であり暴力映画であるからにつきる。もうあたかも今まで映像として映すことを憚られてきたようなえげつないシーン、残酷シーンを映し出すことに自己満足をしてい…

『HANA-BI』 北野武監督作品はほとんど嫌いである。

『家族ゲーム』(1983)

●最近の森田芳光監督作品を観て、どれもこれも「なんだこれは?」とがっかりして憤りを感じるような作品ばかりが続いていた。一時は新進気鋭の監督、日本映画のニューウェーブ・・・なんて言われていた時期もあったというのに。●『海猫』はもう画面をびりび…

『家族ゲーム』 じわじわじわっと染みてくる味がある!

『パルコ・フィクション』(2002)

●矢口史靖監督、青春まっただ中最高爽やかムービーの傑作『ウォーターボーイズ』(2001)の次がこれか……。なんだか随分がくりと落ちる。大ヒット最高傑作とも言える『ウォーターボーイズ』の後ならあちこちからもっと大きな映画の話なんて来て、もっと凄い映画…

『パルコ・フィクション』 ユルユル脱力系の元祖かな?これは。