2008-01-01から1年間の記事一覧
●劇場公開時は周りから「必見だ」「衝撃のラストだ」「これほど後味の悪い映画はない」などと言われ、ちょっとは興味も湧いたのだが、どうにもホラー映画は好きではないし、他にも沢山映画観たい作品はあるのだから、ホラーはソフト化されてからでいいやとい…
●血のダイヤモンド、血塗られたダイヤモンド・・・紛争ダイヤモンド・・・・初めて知る言葉であった。利益追求至上主義、金を稼ぎ、それで楽をする、そこで犠牲になるものは巧妙に布を被せる。暴走した資本主義の権化であるアメリカとその経済、豊かさは自分…
●「悪い脚本の後に良い監督も良い映画も生まれることはない」「監督の前に脚本アリ」「映画は脚本60,キャスティング30,演出10」などと言われる映画製作の名言が実に良く分る作品。●名脚本家3人が練りに練ったこの脚本は流石。話しの展開が非常に巧…
●1981年 今村昌平監督作品 151分・・・2時間31分・・・長い。●確かに幕末の下町に生きる庶民の、苦しいながらも頑張って生きていこうとしているその生活を映し出してはいるが、それだけに留まり、ストーリーが発展しない。散漫、あいまい、ぼやけすぎ、結局…
●テレビドラマを毎週見るということは殆どないし、テレビ局のドキュメンタリー以外でのドラマや映画製作にはもうやり方のあざとさでうんざりしているから、テレビ・ドラマの映画化、テレビ・ドラマと連動した映画などという文字を見ただけで最初からどうしょ…
●劇場で流されていた予告編は、如何にも東映の仮面ライダー的怪獣物のノリだったので、とても観る気にはなれなかった。この手の映画は堤監督お得意のテレビドラマ演出の延長線上にあるだろうと容易に想像がつくし。(スシ王子も同様、これはそのままドラマの…
●見逃していたものを時間のあるときにゆっくり見ることが出来るという点で、やはり映像ソフトは貴重。映画館で観るのが映画だとは思うが、大画面の迫力の凄さを感じるような作品でなければ、最近は家でじっくり観るほうがいいと思えてきた。昔から比べればテ…
●中島哲也監督・・・・日本というだけでなく、世界を見ても、この監督の存在は ONE AND ONLY、唯一にして無二だ。 超個性、独自の映像を創り出す物凄い人である。今回の「パコと魔法の絵本」は、スクリーンを見ているだけで圧倒された。ハイ参りました。もう…
●作品としての出来はなかなか見事であったが、暗く、重いストーリーである。「お国の為に」なんて言葉が邦画の戦争物以外で使われるとは想像したくなかったが、もしまたこんな言葉が平然と人々の口から出てくるような国になったら? 思うだけでゾッとする。●…
●こういうランキングは映画ファンだけでなく一般的にも注目度が高く、雑誌の売り上げにも大きく貢献するだろう。しょっちゅうやっていると、しらけた目で見られて誰も注目しなくなるから、10年に1度位しか出来ない、やらない。 (毎年ランキングを出してるの…
●公開当時は劇場での予告編もガンガンに流れていたし、PRも相当だった。宮藤官九郎脚本というだけで、製作会社も、配給元も人を呼ぼう、金を稼ごうと必死だったのだろう。しかし、ホントにどうしょうもない一作であった。●「当代の人気脚本家宮藤官九郎が…
●プロデューサーも、監督も、脚本家も「いいんじゃないの?長澤まさみと、人気俳優集めていれば充分人を呼べるよ。細かな設定を気にしてたら映画つくりが大変になっちゃうよ」とでも考えていたのではないだろうか?それほどまでに余りに非合理、不整合、つじ…
●「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」という何を意味しているのか解らぬ言葉は、イエス・キリストが十字架に貼り付けられ処刑されるときに唱えたヘブライ語の言葉で、「神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや」という意味らしい。(マタイ24章6節)●日本人にはキ…
●ありきたりなストーリーをあちこちから集めてきたような作品。ストーリーの本筋はイイ感じのものを持っているので期待した部分もあるのだけれど、余りに話しがなってない。テレビドラマでもここまで類型的なエピソードを寄せ集めるということははないと思う…
●何度か映画化もされている英語圏では最古の叙事詩「ベオウルフ」のフルCGによる映画化。パフォーマンスキャプチャー・データにより、実際の役者の動きをコンピューターに取り込み、それをCGの映像に置き換えている。●確かにリアル、静止画であれば実際…