2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『トウキョウソナタ』

●あちこちで評価の高い作品だったが、これではなという感である。●予告編に流れていた音楽は「リリイ・シュシュのすべて」で流れていたモノと同じドビュッシー「月の光」。イメージが被さり「リリイ・シュシュのすべて」が頭の中に浮かんできてしまう。「月…

『トウキョウソナタ』これが希望?そんなものは見えてこない。

『どら平太』(2000)

●「四騎の会」(1969年 市川崑、黒澤明、木下惠介、小林正樹)共同脚本。原作:山本周五郎「町奉行日記」市川監督 2000年公開●黒澤明が絡んだ遺作としては「雨あがる」(1999) 小泉堯史監督、「海は見ていた」(2002) 熊井啓監督の2作品が直ぐに頭に浮かぶの…

『どら平太』余りに守りを固めすぎた脚本が作品を小さくした。

『蛍川』(1987)

●宮本輝の芥川賞作品の映画化。もうこれも20年も前の作品だが「蛍川」という題に魅かれた。はかない生の時間を燃やし尽くすかのように仄かな光を発する蛍。その蛍が集まり光の川の如く輝く場所があるという。それだけで日本人の情緒を揺らし、そんな場所を…

『蛍川』今となっては箸にも棒にも掛からぬ感じか。

『地球が静止する日』

●年が明けて2009年になってもどうも観たいと思うような作品が今年の正月興行では全然無く、一体映画業界もどうなるのかねなどと思いつつこのブログも2週間程停止していた。お正月に劇場に足を運ぶ気になれないというのも実に悲しい気持ちである。なにか頭を…

『地球が静止する日』やはりこの内容では肩透かしを感じるであろう