2007-01-01から1年間の記事一覧

『 パッチギ!LOVE&PEACE 』 

●ここのところコレという作品もなく、批評を書く気も余りせずしばらくこのページもほったらかし状態であったが、また一つ凄い映画に出会えたので感想を書いておこう。●井筒監督はかなりキツイ映画批評でTVでうまいことメジャーになり話題になったが、好き…

『パッチギ!LOVE&PEACE』想像を遥かに越える出来栄え。

 『虹の女神 Rainbow Song』 

●いい感じの映画だ。悪くはない。だが、余りに岩井テイストが入りすぎている。これでは岩井監督の代理をしたとしか言い様がない。熊澤監督の前作である「ニライカナイからの手紙」は本当に素晴らしい作品であった。「ニライカナイからの手紙」はオリジナリテ…

『虹の女神 Rainbow Song』熊澤監督の秀作・・悪くはない。

 『スパイダーマン3』 

●公開の2ヶ月近く前からの大々的な宣伝活動。過去作も含めたDVDキャンペーン。公開直前にはテレビ、雑誌、街頭宣伝と非常に多くのメディアにスパイダーマン3の広告が張り巡らされていた。配給会社としても過去最大の興行成績を納めたいという意気込みで…

『スパイダーマン3』GW最大にして唯一の目玉だが、これじゃダメ

 『沙羅双樹』  

●これは言って見れば日本版ドグマ95ということなのだろうか?●安定しない映像のフレーム、もろに手持ちで撮影していると分かる長回しの追いかけ映像。ただし、自転車に乗っている二人を俯瞰するように撮影しているところを見るとかなり上から撮影しているこ…

『沙羅双樹』 ある種不思議な引力のある映画ではある。

『アルゼンチンババア』 

●酷すぎる映画である。これだけ酷い映画もない・・・・いや、割と多いか? ●奇抜なタイトルにまずは驚かされ、興味を喚起されるという訳ではあるが、内容を知ってしまえばただ奇抜なだけであり、これではアルゼンチンという国にたいする侮蔑のタイトルにも思…

『アルゼンチンババア』日本ラジー賞ならこれに決まり!

 『ゴーストライダー』 

●ショウビズを見ていたらアメリカでは数週間連続で興行成績NO.1を走っているということだ。●だが、日本ではパッとしない。全然ヒットしていないと言っても過言じゃない。●相変わらずのアメコミでダークヒーローで、アメリカ人の記憶にはいっぱい残ってい…

『ゴーストライダー』んー、これは日本人には響かないかな。

『ドリーム・ガールズ』これがミュージカルか?  映画批評 by Lacroix

●アカデミー賞にもノミネートされ、やれ感動のミュージカルだ、傑作だと話題にはなっていたが・・・・。どうも自分は最近のミュージカルと呼ばれる作品がまるでダメである。●往年の『サウンド・オブ・ミュージック』『ウエストサイド・ストーリー』『アニー…

71年の歴史を持つ素晴らしい映画館が今日で閉館となる。

●一番最後の上映は足を運ぼう。一番思い出に残る映画館なのだから。〔3/31日記〕●〔7/18記〕どうも、藤沢オデオンの閉館に関することは書く気持ちがおきなかった。閉館から3ヶ月半経過してようやく何か書こうと思う。というか書ける気持ちになってきた。そ…

『蟲師』 

●この春の一番の話題作!ということもあり大夫期待して見に行ったのだが・・・・・ガシャガシャじゃん。 話しが間延びしすぎ、だらだらだらだら切れのない演出が延々と続く。それで131分の長尺・・・・まるで意味ないじゃん。 途中からホント飽き飽きして…

『蟲師』大いに期待外れ。だらだら間延びし過ぎで疲れた。

『バッテリー』 

●うーむ、原作は800万部も売れているって?全然しらなあんだ。最近読む本も偏ってるし、小説は古いのばかり読んでるし。でも800万部とはすごいな。それを全く知らない自分もなんなんだかと言う感じだが。●ということでまたもいつものように事前知識何…

『バッテリー』爽やかであり、涙も流れる。

『デジャブ』

●デジャブという題名と予告編の内容からすると、どうもスピリッチュアルな作品ではないかと想像していた。何かの事故で過去が、未来が見えるようになった人物の物語とかね。しかしまあ、内容は全く予想外の全然精神とか霊とかそうゆう物とは無関係の実に物理…

『デジャブ』既視感ではなく、タイムトラベル物であろう。

 『蒼き狼 地果て海尽きるまで』

●悪い意味で全く期待しないで見た映画。●リメイク版の戦国自衛隊も酷かった。男たちの大和は大ヒットしたが、これは高年齢者に受けたというのが実情。中身かなりスカスカで、映像的な頑張りはあったが、話しは古めかしく、ストーリーとしての奥行きが絶対的…

『蒼き狼・地果て海尽きるまで』全てに於いて浅い作りであった。

 『花とアリス』

●蒼井優の出演作品を徐々に再見しているのだが、これは流石に岩井俊二作品だと思う凄さ。●主役は鈴木杏だが、好みの男子を騙して騙しまくってなんとか自分の恋人にしてしまうという役のエグさがちょっときついなぁ。本人のなすところではないのだろうけど、…

『花とアリス』やはり凄い岩井作品である

『ハチミツとクローバー』

●蒼井優出演作の中でこれほどつまらない映画は今後もなかなかないだろう。見終わって真っ先にそう思った。●フラガールで蒼井優の凄さをしり、どうせならと過去の出演作をずらりと見てみようと思った。才能のある役者は才能のある監督を惹きつけ、相乗効果で…

『ハチミツとクローバー』なんなのだんだろうこの酷さは・・・

 『ニライカナイからの手紙』

●素晴らしい作品だ。数多くの映画を見ていて、何年に一度こういった素晴らしい作品に出会えるその喜びは非常に大きい。 こういった素晴らしい作品を紡ぎだしてくれた監督や脚本家、カメラマン・・・そしてスタッフの一人ひとりに感謝を示したいほどの気持ち…

『ニライカナイからの手紙』また一つ良い映画に出会えた嬉しさ。

『それでもボクはやってない』

●「シコふんじゃった」「shall we ダンス」の周防監督の久し振りの作品。次はどんな作品だすのかな?と心待ちにしていたらなんと電車内痴漢のお話という。んんんんん・・・・と思ったが、周防監督も年をとって円熟してきて、こういう社会性の高い作品を取り…

『それでもボクはやってない』強烈な見応えのある超力作。