『ぐらんぶる』ほんとに中身ゼロ、でも嫌いではないなぁこれ。
夏の海、夏の浜辺、夏の砂の感じ、そういったものが画面から感じられるな。
撮影場所の空気が良かったんだろう。
もうまったく中身のない映画。ラストも「なにこれ? なんでこれで終わるの?」という感じ。でも、画面のなかで不安とか悩みとか(はあるか)そういうものゼロパーフェクトで騒ぎまくる登場人物達には見ていて笑いがこみ上げてくる。
なんか、コロナだ、高齢化社会だ、消費税増税だ、となんでもかんでもお先が真っ暗に見えるようなこの時代。もう政治家どもと官僚どもは全員消滅させて、イチからガラガラポンとやらないとこの国はどうにもならないんじゃないかって気がする今。
こんなノーテンキな映画を見るとホッとするな。
80年代とかバブルの頃ってこんな感じだっただろう。そしてそんな雰囲気は二度とこの国に訪れないだろうし、そういう雰囲気をこれからの若者も味わえることはないのだろう。
まあ、そういう重いことを考えるのはヤメにして、ノーテンキな映画はノーテンキに観るのが1番であろう。
石川恋は綺麗なんだけど、どうも出る作品が良くない。そろそろ演技力をもっと磨いてシリアスな作品に出演してもらいたいな、1ファンとして。