『モテキ』(2011年)

悪くはないんだが、これは映画じゃなくてイベントなんだな・・・・

長澤まさみ・・・悪くない。当たり前だけど脚がいい。
麻生久美子・・・好み
真木ようこ・・・イイ女
仲里依紗・・・・ここだけパス

・映画を観ている間は夢見心地、楽しい気分、日常のうざったさからは切り離された異空間にいる錯覚に浸れる。ならばそれで映画はイイのだろうが・・・。

・カラオケのシーンも、流れる音楽も、見事に今の世代のど真ん中にヒットさせているから観ていてそのまま盛り上がれる。いわば「絶望の国の幸せな若者たち」世代がやってることそのまんまであるわけで、直球ストレートをドーンと放り投げられて受ける方は嬉しさ満開というパターンか。ヒットも頷ける・・・だがそれは映画としてのヒットじゃないということも明白だ。

[:W300]
長澤まさみが部屋にこんなかっこうでいたら抱きついて押し倒さないというほうが無理。それしなかったら男として異常。その異常を映像で流してるからムラムラ〜。しっかしこの長澤まさみのブチューシーンは凄い。w
[:W300:left]・このくらいのキスシーンは洋画なら普通だが、長澤まさみがやっていると、もおう邦画としてはAV級だなぁ。ねっとりびっとり、あ〜すごい。w・・・一応アイドル級女優がこういうのやるというのは・・・話題になるし、やっぱ凄い。
[:W300:H209:right]・これは映画じゃなくてイベントとしてヒットしたんだろう。これは映画ってもんじゃなくてキレイ系女優並べて、懐かしい曲や思い出深いところで最大公約数的音楽やエピソードを集めてとにかくウケ狙いで作ってヒットした、マーケティング映画、集客映画であって映画と言える映画じゃない・・・と思って、まあ長澤まさみを堪能しながら見続けていたわけだが、これもよくある手で最後でクイッと巧くまとめられてクイッといいとこをつまみ上げてクイッっと気持ちを高ぶらせてイイ思いにさせられてキュンっとさせられたら、ああ、まあ悪くないなぁ、なかなか良かったなぁ・・・と観終えることができ、まんざらでもなく楽しくて幸せで嬉しい気持ちになる、させてくれるわけで、そういう意味じゃ悪くもあるまい。

ん、楽しめた。ちょっと胸も締め付けられた。懐かしい甘酢っぱい気持ちもあじわえた・・・でもやっぱり、これは映画っていう作品じゃないね。別物。というかもう映画館で上映されるのは映画的映画である必要性などなくなっていて、映画館はイベントスペースであり、一時の楽しめるイベントを提供するならそれがなんだっていいわけで、映像を繋げて話にして映画という形にして上映してはいるけど、もうそこには映画じゃないものが多くなっているわけだ。

この作品は女性受けはしてるのか? やっぱ男主体だろうな。



長澤まさみは1000点上げてもいいか。随分豪華なブルーレイBOXとか出てるようだがなんか欲しくなったな。映画としてではなくグッズとしてだが。