『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』(2010)

●演技力はまったく無いが可愛い戸田恵梨香。同じく演技力などないが黙ってツンとしていればなかなか以上にイイ女、吉瀬美智子。この二人をだらだら観るだけしか価値の無い映画、いや、これは映画ではないな。脚本もカメラも演出も全て映画にあらず。これはTVのバラエティー番組としか言い様が無い。こんなものを映画と称して劇場で公開とは。TV局の力は凄いと呆れると同時に驚く。そしてさらに20億超の興行収入とは。

●こんなものを作って、20億もの興行収入をあげ、大量の観客を動員して、面白かった、良かったという人も沢山いるようなら、まあそれはそれで事実として認めるしかあるまい。それが事実としてどれだけ敢然と存在していようとも、それは映画とは無関係だ。

●とてもじゃないが映画なんて呼べる代物じゃないものが、映画と称して映画館で公開され映画以上に人を集め金も稼いだ。だがそれは映画には全く関係のないことだ。映画になんら影響を及ぼすこともない。これは映画ではないのだから。