『2009年の映画』

●全体としてまるでパッとしない一年だったような気がする。宣伝であおることばかりして、実際に観てみるとがっかりという作品がなんと増えたことか。『20世紀少年』にしても『レッド・クリフ』にしても・・・なんだかなぁという気持ちしか残らず。今後名作と呼ばれることもないであろうし。

●夏休み興行なんて観たいと思う作品が一つとしてなかった。

●年の後半はあまり観なくなってしまったし、観ても書く気がしないようなものが多かったし。

●そんな中、大概他も同じようなことを書いているが、やはり出色は『グラン・トリノ』であり、『スラムドッグミリオネア』が肩を並べる。

●邦画なら『ディア・ドクター』『剣岳 点の記』(作品のクオリティーよりも映像として)ほかもまあ面白いものもあったが、飛び抜けたものは一つもなし。

●そこそこに洋画も、邦画も平均化、いや平均以下位のところを漂っていたような年といえるかもしれない。

●年末に『アバター』で映画というものを楽しめたから締めとしてはよかったかも?

●『空気人形』と『カティンの森』を見逃してしまったことだけは悔やまれる。

●2010年の映画業界はどうなることやら。