・フィリピンで流れている映像とのことだが・・・感動した! 繰り返し見ているけど身震いするほど素晴らしい。
・何度か見ているとその作りの巧さ、演出の巧みさに驚く。
・最初の映像からすっかりストーム・トゥルーパーのヘルメットを被っているのは少年だと思っていた。一度目は最後まで少女だって気が付かなかった。自転車のシーンとか少年そのものって感じ、騙されたねいい意味で。
・二度目をちゃんとみると・・・服が靴がセーラー服姿に変わってるんだもんなぁ。歯磨きのシーンもなるほど、こういうことだったのかと納得できる。なぜ重たそうなカバンをキャリーで引っ張っているのかも・・・一度最後まで見た後でもう一度見返すと、感動が何倍にも増してくる。明るいテンポのピアノの音の中で、この少女の悩みや苦しみがわかってくる。
・お兄ちゃんが同じくストーム・トゥルーパーのフードを被っているのも・・・妹を思う気持ちの表現なんだね。
・きちっとした演出だ。声に出さない細部まで考えられたこれぞ映像の演出というものだ。
・ダースベーダーのヘルメットにしろ、ストーム・トゥルーパーのヘルメットにしろ、表情が変わらないヘルメットなのに、ちょっとした仕草や角度の違いで、無機物のヘルメットに人間と同じような悩みや悲しみ、驚きの表情が浮かび上がる。日本の能面の技だね。ほんと、同じ顔形、目も口も変化しないヘルメットなのに、そこにしっかり少女の悩みや驚きの感情がでてる、ラストのシーンなんて、お兄ちゃんと別れて教室に入ろうとしたそのときの驚きが、ヘルメットの後ろからしか写していないのに、どれだけこの少女が驚いたかということがシーンから滲み出るように伝わってくる。うーん凄い。
・こういう映像の技って、昔の日本映画、黒澤なんかがもってた素晴らしさなんだよなぁ・・・今は・・・だけど。
・感動したね!