『新幹線大爆破』(1975)

・夕張の機関車が爆発する場面はかなりの迫力。これってまさか本物の機関車を使ったのだろうか? 1975年当時って機関車がはしってたかな? 北海道とかの廃線を使えばできなくはないだろうが、実際に爆破させたとしたら凄いな。

・BGMは最悪。昼ドラの安っぽいサスペンスとかで使われていたような音楽。でもこの当時はこれがかっこいい音楽だったのか?

・爆弾を仕掛けた図面を喫茶店で警察に引き取らせるというのはなかなかだが、警察が行ったら喫茶店が火事、というのはちょっと都合勝手過ぎる展開だ。

・わざとらしい脚本、演出、思った以上に手の込んだロケ撮影。古めかしい映画ではあるが当時の映画製作の状況や製作者、監督、脚本家などのなんとか面白くしようだとか引っかけよう、驚かせようという意図があからさまにミエミエなのでそれはそれで面白く勉強になる。魂胆のみえすいた説教というようなかんじか。

・妊婦役の女優:田坂都(平尾和子)・・・なんだかどこかで観た記憶があるのだが、なにかどこかのTVドラマか映画で観て、この目の大きな女優が記憶に残っているのだが・・・なんだっただろう? 目の大きさが非常に特徴的で、それこそ多岐川裕美にも感じは似ているし、なんだかAV女優的でもあるし?? こういう記憶の糸が繋がらないのは非常にもやもやしてしまう。

・脚本:小野竜之助・・・『beautyうつくしいもの』『イタズ』の脚本もこの人。