『サイドウェイズ』(2009)

・ハリウッド映画で定番的によく使われる凸凹コンビを日本人でヤッタという感じか? かっこよくセンスある二人組ならいいんだが・・・これじゃあなぁ・・・ギャグにもコメディーにも辿り着いていない。最悪のセンス。これではなにかの形という以前の猥雑なゴミや澱のようなものだ。観ていてあまりに演出のおぞましさに目を覆いたくなるようだ。いや、酷い。酷い脚本だ。酷い演出だ。もう観るのも嫌になってくる。とちゅうは多少飛ばした。よくもまあこんな映画をしかも2時間オーバーで作るものだ。最近は最悪な映画もあれこれ観てしまっているが、そんな最悪映画のなかでももう嘔吐しそうなくらい最低最悪の映画。

・ワインのうんちくべらべらとしゃべって、スマホを擦り擦りして。脚本書いてと、もうなにもかもおべんちゃら。月9ドラマのノリそのままで映画を作っている。

・演技も演出も最悪。コメディータッチに演出して中年男がギャグっぽい演技をしてもまるでサマになってない。板についていない。しらけたTVドラマのギャグでもここまで酷いか?

・なにもかにも浅薄、おべんちゃら、上っ面だけを飾っている。ここ数年来で観た映画のなかでもトップクラスに最悪。こういうタイプの映画はどこから出てくるかというのはもう語らずとも知れている。

・酷い映画だ、酷過ぎる。これで映画だなんて言えるか? まあ一応映画ではあるのだろうが、これでは映画を辱めるような最悪の映画だ。

・監督:チェリン・グラック・・・ってどこから出てきたのか???
・ハリウッドの洋画会社が日本で上映弾数が足りなくなって邦画の配給やソフトのビジネスに首を突っ込んできても、そもそもの映画がダメダメではどうにもならない。少しは儲かるか?と思って手をだしたが全然ダメ(こんな企画じゃ当然だろうが)で、ハイやめます。ってことか。また溜め息だけがまた漏れる。