『ザ・ウォーカー』

デンゼル・ワシントンのアクション場面は良し。映像も良し。不思議な雰囲気がある。

・しかし彷徨い歩き、持っていたもの、皆が必死で探していたものが聖書っていうのは、よっぽど宗教観念に根ざした人生を送ってる人でなければ”なにそれ?”状態。

・聖書、キリストを主として、神として崇めるのは自由であるが、それを世界を救う唯一の存在、モノ、なににも代え難い貴重なものとして崇め、こういう内容の映画にするというのは、言ってみれば新興宗教の宣伝映画と変わりない。

・ただそれだけである。

・そういう映画が出てくるというのは今のアメリカのどうしょうもない状況を表しているのかもしれないが。