『スカイ・クロラ』

●この映画の草薙水素と「攻殻機動隊」の草薙素子は・・・・監督としては繋げているんだろうな。キャラの顔もまったく同じだし。

●「攻殻機動隊」そして「イノセンス」と押井作品は素晴らしかった。「イノセンス」の映像と音楽には頭をガツンとやられたし。そして今回の「スカイクロラ」だが、自分としてはこれはまるで好みのラインに無いな。

●全ては監督の意図なのであろうが、この淡い、言って見ればぼんやりとした色彩、絵、アニメ的ではないが、かといってこの色彩が何かを訴えるものでもない。色がストーリーに合っていない、乗っていない、そんな感じがする。

●話しとしても、んー、ありがちなオチである。

●飛行機の戦闘シーンはアニメというよりCG。ここまでやられると凄いとか素晴らしいとかは思わない。ふーん、よく作ってるねぇと感心はする位。

●原作はしらないが、これでは死ぬことの出来ないというキルドレの哀しみも憂いもさしては伝わってこない。どうしょうもない無力感や絶望感は漂っているが、淡い色もその演出か?

●兎に角、面白くない、退屈・・・そういう気持ちだけが残った。