『UDON』

●アルファベットでUDON? ウドン? うどん? これは海外向けかも?

●本広監督は代表作でもある「踊る大捜査線」での軽妙な演出は新鮮でもあり、改めて見ても割りと面白い。まあなんか新鮮ではあるけど、映画というようり金をかけたテレビ演出というラインは否めないが。

●多用するクレーン撮影、移動撮影はそんなことせんでもいいんじゃない?という感じなんだけど。

●ちょっと前に公開された「サマータイム・マシン・ブルース」はちょい好きな映画。ラストがいまいちだったが、ヨーロッパ企画のオリジナル案もよかったのだろう。

●で、UDONのお話。

●やっぱテレビ的演出という感じはするね。

●面白いけどね。熊がでてくるやら、わざとらしいストーリー設定やらはまんま本広流でしょう。

●最初ッからアメリカでの苦労演劇旅の話しは飛躍しすぎ。

●うどんを食ってるところはおおむね良好。

●地方ミニコミ誌を絡めた展開は、まあステレオタイプ

●父親の死はちょっと涙腺がゆるんだが、んーこれもざあとらしいかな。

FM香川UDONブログ:http://udon.cocolog-pikara.com/

●ストーリーにつまったら食事シーンを入れろとは良く言ったもので、うどんを食べてるシーンが続けば何とか話しは飽きずにつながっていく。

●うどんをUDONと英語の題にしたように、この映画、海外をちょっと狙ってるんじゃないかな?スケベ根性で。

●中国の映画でおばあちゃんやおじいちゃんが出てきて料理を扱った映画ってわりとよくあるパターンと思うけど、なんかこのUDONにもそんな匂いがする。似ている。アジアの食を取上げた、オリエンタル性を出した映画?

ソウルフードなんてMGMの映画もあったけどあれにも感じは似てるな。

●そこそこのヒットにはなっているけど・・・・・・・流れてしまう映画であろうな。

●なにかを訴えたり感動させたりする、その背骨がない。話しがスクリーンの上を滑って消えていってしまうような映画?かな。