『北のカナリアたち』

東映60周年記念作品

吉永小百合ありきで作られた映画・・・だろう。良くも悪くも。

・大人になった6人の子供、森山未來満島ひかり勝地涼宮崎あおい小池栄子松田龍平

・最初から最後まで登場人物に“説明”させている映画。

・なんとなく、壮大な人生絵巻・・・になりそうな予感をさせておきながら、全然そうはならず全然悲しさも感じさせず、でなんなのよこの結末はといった映画。

・夫がいながら仲村トオルと不倫の関係になるくだりが殆ど脱臼しそうな流れ。おいおいなんだそれ、なんだこの取ってつけ、なんだこの話の強引な突っ込み方と観ていてイスから背中がずり落ちそうになる。(不倫といってもさすが吉永小百合であるから黒木瞳みたいなエロ、ドロドロでない清潔感はある、そう撮られている)

北の零年とかんぜんにイメージがかぶさってしまうポスター。アートディレクション。それも吉永小百合ありき。

那須真知子