『ボイスレコーダー ジャンボ機墜落20年目の真実』

●もう何度となく繰り返し観ているけれど、過去にも2回このブログで書いているけれど、何か心が渇いたり、心を揺さぶられるような話しに触れたいと思う時、この作品に手が伸びてしまう。

●映画に数々の名作もあるのだけれど、観るたびにドスンドスンと心をゆさぶられ、涙がこぼれ、アゴが痛くなるような感覚を繰り返すのは、この作品である。

●真実の重み。そこに関わった人達の辛さ、悲しさ。20数年が経った今、この大事故も風化していくのだろうか? 歴史の中の1事件として記録に残るだけになってしまうのだろうか?

●残された人達にとっては生有る限り、何も移ろわず、色褪せない、明瞭な事実なのであろうけれど。

●実際にあった運輸省の自己記録の廃棄、それを間違っていると感じた人物による絶対非公開のボイスレコーダー音声のリーク。それがなかったら、遺族の方の気持ちに掛かった霞はの何枚かは取れることもなかった。そのことだけでも心を打たれる。

●藤田日出男氏の『隠された証言―日航123便墜落事故―』をもう一度読んでみようという気持ちになった。

山崎豊子の「沈まぬ太陽」の映画化はストップしたままもう頓挫するとの噂がであったが、2009年になりクランクインしたという。

渡辺謙主演、若松節郎監督 公開は秋だという。3時間を越える作品として監督は考えているようだ。

新しい何かを映像で伝えて欲しいと期待したい。

動画:ボイスレコ一ダ追記:2011年春、FC2動画にこの番組の全編がアップされている。(ボイスレコ一ダ
TV局側はこの動画の削除は依頼せず、一人でも多くの人が、何年先でもこの番組を見る事が出来る状態がずっと続いて欲しいと思う。


関連日記:
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