8月は映画を観ないで終わるかも?

●夏休みは映画興行にとって年末、GWと並ぶピークシーズンなのだが・・・・今年の夏の興行は、洋画がハリポタがあるのみで、まるでパッとしない。邦画にしてもアニメ、子供向け、家族向けの作品だらけ。動員を増やすにはビジネスとして当たり前ではあるが・・・・。

●以前ならこれはという大作がサマーシーズンには並んでいたものだが、今年は本当に観にいきたいという作品が無い。洋画のネタ切れは本当に深刻。もう夏のシーズンでこんなラインナップなのだから青息吐息ってことが如実に感じられる。

●洋画はハリポタを除けば、HACHI、そんな彼なら捨てちゃえば? 程度であり、これはもう「サマーシーズンは邦画のアニメに敵うはずがないから洋画は手を引こう」という感じであろう。敢えてサマーシーズンにぶつけても勝ち目はないってことと諦めたかのよう。おかげでまるで観たいという映画が無い状態。

●邦画はROOKIESの洗脳、マインドコントロール的なメディアミックス、宣伝で大ヒットだが・・・これもああそうですかという溜息が漏れる状況の確認になっただけ。ごくせん、アマルフィと全部TV局の映画。日本の最大の映画会社はかってのスタジオ系の会社ではなく、完全にTV局になってしまったということだ。

●映画ファンが夏休みに一本観たいというような映画、そういうのが今の劇場には掛かっていない「後でレンタルで観ればいいや」そう思わせてしまうような作品ばかり・・・。

●高年齢層の客を掴み、ロングランを続けている『剣岳 点の記』は今の映画界の中では異色中の異色であろう。それでもこういう作品にシニアが足をはこぶということは良いことなのだ。

●8月8日に映画「クライマーズ・ハイ」が地上波で放映された。普段なら一日150〜200人程のアクセスであるこのブログが、一気に4倍近い800人ものアクセスとなった。やはりTVの影響力は甚だしく大きい。

●8月は一本も映画を劇場で観ないことになるかも? まあ太陽が降り注ぐ夏は映画館より浜辺の方がいいが・・・。