『ギプス』(2001)

佐伯日菜子の細くすらりと伸びた足が見事に美しい。エロチック。大きな瞳でエキゾチックな美人だなと再認識。本来はもっと人気が出てもよさそうなものだが、個性が強過ぎたか。

尾野真千子は幼さが残る可愛らしさ。若い頃は今連続ドラマに出ている顔つきとはずいぶん違う。1981生まれでまだ20歳の若さの魅力がこの頃は、ある。

ギプスをはめて、包帯を顔や美しい手足に巻いて、眼帯をしたきれいな若い女性の姿というのは、男の下心を刺激するのか、なんだかよく見るような気がするが、いわゆる綾波レイとラストの二人がだぶる。

この手の広がりがなくて、内に向かっているような、監督一個人の嗜好が殆どといったような映画は、この先なかなか撮れなくなっていくだろうし、製作されなくなっていくだろう。現状の邦画がまさしくそうだ。

カナリアhttp://d.hatena.ne.jp/LACROIX/20100517

どろろhttp://d.hatena.ne.jp/LACROIX/20070201