『天使の恋』(2009)

携帯小説というのは結局中学生や高校生、大学生、若いOLなどがその主たる購読層でありその年齢は10代、20代が中心であろう。その辺りを狙った携帯小説のお話が、援助交際、セックス、レイプ、妊娠、中絶、リスカ、自殺、いじめ、と殆ど同じようなことを取り上げてる。この位の歳の女の子の興味があるのってこういう話題なわけ? それだけじゃないとおもうが、そういうものばっかに惹き付けられるっていうんなら、なにかメディアの出す刺激的な情報に思想コントロールされてるんじゃないのってさえ思える。

・そして最後の悲劇、涙ぽろぽろはガンに犯されて死亡・・・て、もうそういうのばぁつかりで溜め息でるな。ん、まあこれはちょっと違ってはいたが。

佐々木希はいやはや文句ないくらい可愛いし、奇麗。少々けばけばしくはあるが、これだけ美形なら世界に売り込んでもいんじゃないのと思ってしまう。チャン・ツィー・イーだって世界に羽ばたいたんだし。まあ、後ろに世界で活躍する監督がいたということが大きいだろうが、チャン・ツィー・イーだって英語は殆どしゃべれなかったんだし、うまくやればハリウッドに売り込みもできそうなものだけどなぁ。んーでもやっぱそこまでの強さはないか。

・わざとらしい話ではあるが、ここまで奇麗でかわいすぎる佐々木希を充分堪能できるんだから話はそこそこでいいか。

・寒竹ゆりは長編デビューのこの映画においては全然岩井俊二っぽさはなくていいんじゃない。